現役調剤事務からお仕事についてお伝え出来ればいいなと思っております。
よろしくお願いします☆
調剤事務に興味がある人やこれから調剤事務に挑戦したい!という方に向けて、今回は調剤事務の仕事内容について解説していきます。
そもそも調剤薬局とはなんぞやというところから。
医師が発行した処方せんに基づいて、薬剤師が薬を調剤し、患者さんに提供する薬局のことを調剤薬局といいます。
そしてその調剤薬局内で働いているのが「調剤事務(調剤薬局事務とも言います)」です。
具体的にはどんな仕事をしているのかしら?
調剤事務の主な5つの仕事内容
調剤事務の仕事内容は、主に下記の5つの業務があります。
受付
調剤事務で最初に思い浮かべることと言えばこちらかもしれません。
患者様対応はこの仕事のメインとなります。
処方せんとおくすり手帳を受け取り、処方せんの内容をパソコンに入力します。
新規でいらっしゃった方にはアンケートを記入して頂きます。
お薬の在庫や処方内容によって患者様の待ち時間も変わるため、迅速でスムーズな対応が必要となってきます。
処方せんの見方について、詳しく解説している記事はこちらからどうぞ!↓
調剤補助
調剤補助とは、薬剤師業務のサポートを行います。
薬を棚から取り揃えるピッキング、医薬品の発注・納品、患者様宅へ薬の配達などがあります。
ただ調剤補助の業務は、薬局によってどこまで調剤事務の業務に含まれるかは違ってきます。
勤務する薬局の薬剤師に確認してから行うようにしましょう。
調剤補助について詳しく書いた記事がありますので、是非こちらもご覧下さい!↓
一般事務
調剤事務の仕事の中でも多いのが電話対応です。
患者様からの薬の在庫の問い合わせがあったり、こちらから卸業者に薬の発注を行ったり。
電話にはなるべく早く、できれば3コール以内に取るよう心掛けましょう。
電話対応についての詳しい記事はこちら⇩
又、納品書の仕分けやファイリング、各種書類の印刷、大量のシュレッダー、台帳の記入、レジ締め等一般事務業務も行います。
店舗管理
薬局内の清掃も大切な業務の一つです。
マットにコロコロを掛けたり、ウエットシートで床を綺麗にします。
又、待合室の装飾、POPや掲示物の作成、紙や消耗品や備品の発注も行います。
書類は種類ごとにまとめて1ヶ月毎に保管するので、まとめる作業もあります。
レセプト
レセプトとは「調剤報酬明細書」を指します。
医療機関が健康保険組合などの保険者に、患者様が支払う自己負担分以外の医療費を請求するための明細書です。
…と難しい言葉が出てきちゃってますが、例えば3割自己負担分患者様に払って頂いた分以外の、残りの7割分を請求するために使われるのがこのレセプトってヤツです。
(自己負担の割合は患者様毎に違ってきます)
レセプトコンピュータへ処方せんの内容を正しく入力すると自動的に調剤にかかった費用の保険者負担分を算出してくれますのでご安心を。
患者さん毎のレセプトを毎月作成して保険者へ請求する作業があります。
調剤事務の業務は多岐にわたるので、
色々なスキルも身についちゃいます!
調剤報酬に関しては、沢山項目がありますのでシリーズ化しています。
まだ全部の事は記事に出来てませんが、今後どんどん増えていく予定です。⇩
調剤事務は未経験でも出来る!40代、50代からでもOK
なんだか難しそう。。。未経験の私にできるのかしら?
結論から言いますと、はい!出来ます!
これまでに調剤薬局で働いた事が無い方でも大丈夫です。
おかゆも未経験でしたが採用されました。
実際の求人を見ても、未経験可というところはあります。
ただし、経験者の方は採用率は高くなると思います。
未経験の方は覚えることも多く、途中で挫折した方もみてきました。
薬の名前って覚えづらいんですよね…
と〜ってもわかります!
おかゆも、今では処方せんを見ただけで「この薬は何の薬か」「この薬は今どの位在庫があるか」がわかるようになっています。
といってももちろん全ての薬ではありませんが…笑
ですので、未経験の方でもやる気があれば大丈夫です。
40代でも、50代でも、パソコンのタイピングがそれなりに出来れば大丈夫。
調剤事務に転職の際は、採用担当の方にやる気と向上心があるところをアピールしちゃってください!
資格は無くても大丈夫!
資格も無いんだけど大丈夫?
資格があるに越したことはありませんが、無くても大丈夫です。
おかゆも採用当時、資格はありませんでした。
ちょっと変わった事例になるのですが、おかゆの場合は当時ドラッグストアの店舗の方で働いており、
新規で調剤薬局ができるとの事だったので、調剤に異動になるまでに数ヶ月時間がありました。
その間に出来ることは無いかなと思い、資格を取得しました。
採用後に資格を取ったパターンですね。
私が取得したのは「調剤事務管理士」という資格です。
技能認定振興協会(JAMA)によって認定される民間資格です。
調剤事務管理士の資格試験を受けるための条件は特にありません。
年齢による制限もないので誰でも受けることができます。
学科試験がマークシート方式で10問、実技試験はレセプトの点検問題とレセプトの作成問題が出題されます。
試験の合格率は60%程のようなので、しっかり勉強すれば合格できるかと思います。
前述したように資格は無くてもOKなところも多いですが、あれば面接時のアピールにもなりますし、
実際の仕事にも役立ちますので取って損は無いです。
時間がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
おかゆが独学で勉強した際に参考にした本がこちらに紹介しています↓
資格についてまとめた記事はこちら↓
まとめ
今回は調剤事務の仕事とは?ということで解説していきました。
調剤事務に興味があり、挑戦してみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです!