こんにちは、おかゆです!
今回は、調剤報酬の重要な部分である『薬剤料』について解説していきたいと思います。
薬剤料の計算方法がわからない方、五捨五超入ってなんのこと?という方は是非こちらで勉強して行ってください☆
なお、又、調剤報酬点数表の一覧全体はこちらからご確認下さい。
(参考URL:日本薬剤師会ホームページ)
薬剤料とは?
薬剤料とは、処方された薬剤の『薬価(円)』を計算式に当てはめて点数に換算したものをいいます。1点=10円で計算します。
薬価とは、厚生労働大臣が定めた薬の価格のことです。
毎年厚生労働省にて価格が見直されて決められます。
薬の種類・価格は「薬価基準」に収載されていて、この価格は消費税を含んだ価格となっています。
薬剤料の計算方法とは?四捨五入ではなく五捨五超入?
薬剤料の計算は、まずその薬剤が15円以下なのか、15円を超えているかで計算が異なります。
薬価が15円以下…1点になります。
15円を超えている場合は以下の計算を行います。
①薬価を10で割ります。(金額を点数化する為。10円=1点)
②端数が出たとき、小数点以下が0.5以下は切り捨て、0.5を超えていたら切り上げます。
(これを五捨五超入といいます。)
五捨五超入とは、薬剤料の計算において使われる特殊な端数処理の方法です。
薬価(円)を点数に直す際は四捨五入ではなく、五捨五超入の考え方を利用しています。
早速、五捨五超入による端数処理をみてみましょう。
(例)薬価が15.1円の場合
15.1(円)÷10=1.51
小数点以下が0.51で0.5を超えるため、切り上げ ⇒ 2点
薬価を10で割った後の数字の小数点第1位が「5」ちょうどの時(小数点第2位以降に数字がない)は切り捨てます。
小数点第2位以降に、何か数字がある時は切り上げます。
【例題1】
A錠 20mg 1錠(薬価:1錠 115.30円)
115.30 ÷ 10 = 11.53 小数点第1位が「5」ですが、
第2位に3があるので切り上げて 11.53 → 12点 になります。
【例題2】
Bカプセル 1カプセル(薬価:1カプセル 55.0円)
55.0 ÷ 10 = 5.5 小数点第1位が「5」ちょうどで、第2位以降に数字がないので切り捨て。
5.5 → 5点 になります。
薬剤料は、所定単位として薬価を算出します。
内服薬 | 1剤1日分×日数 |
内服用滴剤 | 1調剤分×調剤数 |
屯服薬 | 1調剤分 |
浸煎薬 | 1調剤分×調剤数 |
注射薬 | 1調剤分 |
外用薬 | 1調剤分×調剤数 |
湯薬 | 1剤1日分×日数 |
内服薬の計算
内服薬の場合は、投与日数を掛けて薬剤料とします。
手順は、
①それぞれ薬の1日分の薬剤料を計算
②それを足す
③10で割る(点数化にする)
④小数点を切り上げor切り下げして点数にする
で計算します!
【内服薬の例題】
・C錠 20mg 3錠(薬価:1錠 26.40円)
・D錠 100mg 3錠(薬価:1錠 6.60円)
分3(毎食後) 5日分
{ ( 26.40 × 3 ) + ( 6.60 × 3 ) }÷ 10 = 9.90円
小数点第1位が「9」ですので切り上げて 9.90 → 10点。
10点 × 5日分 薬剤料は50点になります。
屯服薬の計算
屯服薬の計算方法は、1調剤分、つまり全量での計算となります。
手順は、
①全量×薬価で計算
②それを10で割る(点数化にする)
③小数点以下を五捨五超入する
で計算します!
【屯服薬の例題】
E錠 200mg 1錠 (薬価:1錠 37.30円)
頭痛時 5回分
5錠×37.30=186.5円
186.5÷10=18.65点
小数点第1位が「6」ですので切り上げて 18.65 → 19点。
外用薬の計算
外用薬は1調剤分、つまり全量で計算します。
手順は、
①全量×薬価で計算
②それを10で割る(点数化にする)
③小数点以下を五捨五超入する
で計算します!
【外用薬の例題】
Fテープ 40mg (10cm×14cm)(薬価:31.60円) 28枚
28枚×31.60=884.80円
884.80÷10=88.48点
小数点第1位が「4」なので、切り下げて 88.48 → 88点。
注射薬の計算
注射薬は1調剤分で計算します。
手順は、
①全量×薬価で計算
②それを10で割る(点数化にする)
③小数点以下を五捨五超入する
で計算します!
【注射薬の例題】
G注フレックスペン 300単位 (1キットの価格:1951円) 2キット
2キット×1951円=3092円
3092÷10=390.2点
小数点第1位が「2」なので、切り下げて 390.2 → 390点。
特定保険医療材料料の計算のしかた
特定保険医療材料料の計算のしかたはこちら。
特定保険医療材料の価格➗10🟰点数 …小数点以下は「四捨五入」
薬剤以外はすべて小数点以下を「四捨五入」するという点をお間違いなく!
まとめ
今回は、調剤報酬算定の薬剤料について詳しく解説していきました。
薬剤料について、さらに詳しい説明や例題等見たい方はこちらの本をオススメしています。↓
又、せっかく薬剤料の計算方法を勉強したのであれば、調剤事務関係の資格取得を視野に入れてもいいかもしれませんね!
資格取得を目指したい方はこちらの記事をどうぞ☆↓